筋肉は、体を動かすためだけのものではありません。食事から取り込んだエネルギーを蓄えておく、体の中で最も大きな「貯蔵庫」でもあります。運動をする人のためのものというイメージが強い筋肉ですが、実は毎日の食事とも深く関わっています。ここでは、その働きを見てみましょう。
食事によって吸収された糖(エネルギー)は、そのまま使われるだけでなく、グリコーゲンという形に変えられて肝臓と筋肉に貯蔵されます。必要なときに取り出せるよう、体が蓄えておく仕組みです。
体に蓄えられるグリコーゲンのうち
約85%
が筋肉に貯蔵されているといわれています
つまり、体に取り込んだエネルギーの置き場所として、筋肉は圧倒的に大きな役割を担っているということです。
貯蔵庫である筋肉の量が低下すると、取り込んだ糖を十分に蓄えることができず、血液中にとどまりやすくなります。同じ食事をしていても、筋肉量によって体の中での行き先が変わってくるのです。
大切なのは、年齢と食事量に応じた筋肉量を維持すること。筋肉は、動くための組織であると同時に、毎日の食事と体の状態をつなぐ役割も担っています。